私たちが、日ごろリウマチや自己免疫疾患の患者さんをお連れしているマレーシア23Cで、同じように治療を受けているカンボジアの5歳の男の子がいます。
彼の名前はチャーリー。
私は今月も23Cで彼には会いました。
彼はステージ4の脳腫瘍を患っていましたが、23CでのNK細胞療法によって改善に向かっているというニュースが出ていましたので、こちらにその翻訳記事を掲載します。(自動翻訳ですので完ぺきではありませんが、だいたいは理解できます)
元のニュース記事はこちらから
(チャーリーの写真などもこちらのサイトで見ることが出来ます)
https://x.gd/Zvyva
本文(要旨+構成)
プノンペン発 — カンボジア生まれの5歳の男児「チャーリー(Ponleu Virakboth、通称チャーリー)」は、進行性で再発を繰り返す異形性(アナプラスティック)髄芽腫・ステージ4と診断されていました。
治療選択肢が限られる中、マレーシアの「23Century」にて自然免疫細胞(ナチュラルキラー細胞=NK細胞)を使った免疫療法を受け、その後、著しい改善が報告されています。
治療の経緯と経過
- 診断と従来治療
チャーリーは 2024年2月10日 に髄芽腫と診断され、その後タイで手術を受けました。
術後は30回の放射線治療と10クールの化学療法を受け、2025年2月24日にその治療期間が終了しました。
しかし、治療完了から2か月以内に 再発 が認められ、タイのがん専門医は、異形性髄芽腫の進行の速さを理由に、積極的治療より緩和ケアを推奨しました。 - NK 細胞免疫療法の導入
抗がん治療の選択肢が限られていた状況で、家族は他の可能性を模索。
カンボジア拠点の23C所属代表と協力し、チャーリーをマレーシアの 23C 研究機関へ送り、本人由来または調整された NK 細胞を用いた免疫療法を受けることになりました。 - 改善の報告
治療前後の検査では、腫瘍マーカー(チャーリーの腫瘍指標とされる値)が 3.6 → 2.1 へと低下。
これは腫瘍の活動性が落ちた可能性を示す変化と報じられています。
また家族からは、痛みの軽減、活動性の改善、食欲の回復といった日常の質(QOL)の向上も報告されています。
治療後、チャーリーはカンボジアに戻りましたが、23C 側とは遠隔でのフォローアップを継続しているとのことです。 - 関係者のコメント
- チャーリーの父親は、「これほど希望を持てたことはない」「23C に感謝している」と語っています。
- 23C のカンボジア代表は、チャーリー家への支援を誓い、今後も革新的な免疫療法の普及を進めたいという意向を示しています。
- 23C はがん分野だけでなく、リウマチ性関節炎、糖尿病、全身性ループス(SLE)、パーキンソン病、脳卒中など、従来治療が難しい疾患領域にもアプローチを行っているとされています。