23 Century International Life Science Centre
1. 施設概要と特徴
23 Century International Life Science Centre(以下、23C)は、東南アジア最大級の細胞製造ラボを持つ再生医療施設です。15,000平方フィートを超える広大なCGMP(化学・細胞・遺伝子治療製品基準)準拠の施設で、臍帯由来間葉系幹細胞をはじめとする品質管理された細胞製品を製造しています。
CGMPラボ:厳格なクリーンルーム(グレード A & B)を備えた製造環境で、細胞の安全性・精度を徹底管理。
自己完結型施設:採取から培養、凍結保存(クライオ保管)、そして臨床使用まで一貫管理。
品質とトレーサビリティが確保されています。
2. ラボで扱う主な細胞製品と用途
幹細胞(MSC:Mesenchymal Stem Cells)
特徴:臍帯由来で、若く分化能・増殖能・免疫調整機能に優れた細胞です。
骨・軟骨・筋肉・神経などに分化可能(多能性)。
用途:組織再生、炎症抑制、免疫調整など。
関節疾患・自己免疫疾患・神経疾患などへの応用実績あり。
セクレトーム(Secretome)
特徴:幹細胞が分泌する炎症性サイトカインや成長因子などの生理活性物質で、組織の修復や免疫機能を活性化させます。
用途:関節疾患・自己免疫疾患・神経疾患、美容などへの応用実績あり。
ML-NK細胞(Memory Like Natural Killer Cells)
働き:自然免疫系の主要な「攻撃型」細胞。
がん細胞やウイルス感染細胞を、事前の感作なしで標的として除去することが可能です。
用途:がん免疫療法、感染対応、免疫力強化の支援。
細胞療法プログラムの一環として提供。
3. 安全性と品質管理体制
NPRA認可:マレーシア保健省傘下の国立医薬品規制庁(NPRA)による認証を受けた製造施設であり、細胞製品の品質と安全性が保証されています。
第三者品質検査とクリーンルーム管理:細胞処理工程はすべて監視・記録され、追跡可能。外部機関による品質チェックも実施。
専門チーム:医療ディレクターや品質担当者、ラボの専門家が連携し、高水準での安全管理を維持しています。
4. 実績と臨床研究
臨床登録症例数 約20,000件:心筋梗塞、脳卒中、自閉症、糖尿病、自己免疫疾患など幅広い分野で臨床応用が行われています。
初の臨床論文:遺伝性疾患(網膜色素変性症)に対する臨床研究の論文を世界で初めて発表。
5. 日本人へのサポート体制
日本語対応のワンストップサポート:渡航前カウンセリングから治療の際の立ち合い、帰国後のフォローまで日本語で一貫した対応が受けられます。
ラグジュアリーな医療環境:モダンなクリニック設備、洗練されたVIPラウンジなどを完備し、快適な治療体験を提供。
項目 | 説明 |
---|---|
施設規模 | 東南アジア最大級のCGMP認定細胞ラボ(約15,000 sqft) |
取り扱い細胞 | 臍帯由来MSC、セクレトーム、ML-NK細胞 |
安全管理 | NPRA認可、第三者検査、クリーンルーム徹底 |
臨床実績 | 世界初の臨床データ実績+20,000件以上の症例 |
日本語対応 | カウンセリングからフォローアップまで日本語対応 |